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両建てトラリピについて

2010年11月15日 23:43

4Qに向けてかなりビッグに忙しそうな予感。
まぁ、仕事があるだけ幸せか。

さて、アクセスログを見ると"両建てトラリピ" で検索して当ブログに来訪されるお客さんが多いようだ。
しかし、両建てトラリピのことは特に書いてない。
なんか申し訳ないので、今回は、"両建てトラリピ"について、自分なりの理解をまとめてみた。

■まずは基本形トラリピ
ざっくりと基本形トラリピのおさらい。

ロングトラリピ
・長所:スワップポイントが入る。*1
・短所:急激な円高に見舞われると一気に含み損が増える。*2

ショートトラリピ
・長所:円安はジワジワ進むことが多いため、少々の円安にも利益確定で打ち勝てる場合がある。*2
・短所:スワップ支払いが発生する。*1


*1)円より低金利な通貨の場合はスワップ逆転(2010年11月現在ごく少数だが)
*2)リスク局面でのキャリートレードの巻き返しや外貨資産の逆流により、急激な円安より急激な円高の方が発生しやすい 


■両建てトラリピ

両建てトラリピとは、ロングトラリピとショートトラリピを組み合わせたトラリピのこと。
基本形はロング・ショート同一通貨となる。

両建てトラリピは基本形トラリピの短所もそのまま受け継ぐので、円安でも円高でも含み損を抱え、どちらに大きく振れても強制ロスカットの危険がある。

こう書くと不利なようだが、同じ通貨で反対売買するため、リスクは必ずどちらか一方に偏る。
その為、以下の強力なメリットが発生する。


@トラップ範囲をラップさせた場合
・単純トラリピと同じ証拠金で確定利益がアップする(→資金効率UP) 
・不利な方向に動いたとき、順張りトラップで含み損がヘッジされる(→弱いヘッジ効果)


@トラップ範囲をラップさせない場合
・単純トラリピと同じ証拠金でより広いレンジに同レベルのトラップをかけることができる(→資金効率UP)



■損益曲線
@トラップ範囲をラップさせた場合(中心値=80円 1円刻み 1000通貨トラップ ラップ範囲71~90円)
okrap.jpg
これは円高←→円安の揺り戻しも含んだ最悪の想定を表したグラフ。
実際の含み損は0円スタートだし、このグラフの上には確定益が乗ってくる。

70-90円のレンジをウロウロする間は1円動くごとに2000円の利益確定。
それ以外のレンジでは1円動く毎に1000円にパワーダウン。
グラフがビミョーにずれているのはご愛嬌だ。



@トラップ範囲をラップさせない場合(中心値=80円 1円刻み 1000通貨トラップ)

norap.jpg
ただのロングトラリピとショートトラリピの組み合わせとも取れる。
しかし、証拠金は共用できる。


■両建てトラリピの理想形
トレードを開始したレートから証拠金に余裕のあるレンジ内で、上下に激しく動くパターン。
つまり、含み損は限定で確定益がガンガン積み上がる形がよい。


■セットアップと出口戦略

・セットアップ
両建ての場合、円高・円安どちらに極端に動いても含み損が増す。
よって、想定する最高値→最安値(最安値→最高値)の一方的な値動きに耐えられる資金とトラップ設定で仕掛けるのが一般的だろう。
仕掛けができていれば、エントリーポイントは特に気にしなくてよいと考える。

・出口戦略
確定益が含み損を上回っていれば何時でも 全決済 = 勝ち抜け のタイミングとなる。
他に、急激な相場の動きを感じたら完全に撤退するか、有利なポジションを残して手仕舞いする。


■リスク
・強制ロスカット
基本形のトラリピと同じで、予想するレートに耐えられるだけの資金と仕掛けで挑む。
トラップ範囲をラップさせる場合は揺り戻しも考慮する。

円高・円安に行き過ぎて高値・安値のトラップポジションが残った場合、余程資金が潤沢でなければ、早い段階で処分するべき。

また、過去、円安圏だと基軸通貨でも軒並み売りスワップが高くなっている。
レートがトラップレンジの円安側に出てしまうとスワップだけを支払う苦しい展開となる。


・FX業者と証拠金

両建ての場合、FX業者によってそれぞれのポジションに証拠金がかかる場合と、相殺される場合がある。
GFTなど、そもそも両建てできないFX業者もある。

・金利
日本の政策金利が上昇すると円キャリートレードもなくなり、リスク局面でのレートの動きも違ってくるだろう。
まぁ、当面はそうした事はないだろうけど。



■応用

状況と目的に合わせた応用パターンは無数に考えられる。

・トラップサイズを変える(例:ロング2000通貨、ショート1000通貨など)
・トラップ幅を変える(例:ロング50銭刻み、ショート1円刻みなど)
・利益確定幅を変える(例:ロング75銭、ショート1.5円など)
・トラップのラップのさせ方を変える(完全ラップ、部分ラップ、中心値を挟んだロング+ショートなど)
・ロングとショートの通貨を別にする(例:AUDロング/EURショート、CADロング/USDショートなど)


とても書ききれないので詳細は割愛。


■自動化
若干の手数料はかかるが、M2Jを使えば簡単に完全自動の両建てトラリピが楽しめる。
ロスカット機能も付いているので安心。

他には、MT4対応のFX口座を使えば完全自動化が可能。
ただし、自動売買プログラムは自分で作るか、どこからか調達する必要がある。

それ以外の場合、手動でがんばるしかない。


■通貨チョイス
両建てトラリピは基本トラリピ同様、そこそこ動きがあってレンジ性の高い通貨に向いていると言える。

例えば、SGD/JPYなどのバスケット通貨、歴史的に安定しているCHF/JPYなど。
特にCHF/JPYはゼロ金利同士のペアなので、スワップがほとんどなく、差益だけで勝負できるのが面白い。

AUD、EUR、GBPなどのボラティテリィの高い通貨も当然狙い目。

各通貨のレンジ性については過去に調べた記事があるのでそちらを参照。



■実際の戦法

大量資金を投入し、ノーメンテで史上最安値から最高値までカバーするリッチマン向けローラー戦法。
或いは、ボラティテリイの高い通貨がレンジ相場の時を狙って飛び込んで、濃密なトラップで含み損が一定の間で勝ち抜ける、一撃離脱戦法。
その中間レンジを狙ったミドルリスク・ミドルリターン戦法などが考えられる。


■まとめ

こんだけ書いたけど、自分はまだ基本形トラリピしかやったことがない(オイ)

一時期、全力でノーメンテの両建てトラリピをしようかと目論んだ時期もあったけど、色々考えた末、最近はもう少し手堅い運用で行こうかと思っている。

その辺の考察については、別な機会に触れたいと思う。


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コメント

  1. WIN | URL | -

    Re: 両建てトラリピについて

    円安はじわじわ、円高は一気に来る

    ということが多いので、それをどのように克服するのかが難しいですよね
    私のオージトラップは80円台ミドルはスワップポジになっています(T_T)

  2. 暗いそら | URL | -

    Re: Re: 両建てトラリピについて

    WINさん、こんばんは。

    駄ポジは含み益で処分です!

    …といいつつ、プラススワップのポジションはつい放置してしまいますね。

  3. hajime | URL | -

    Re: 両建てトラリピについて

    暗いソラさん、

    こんばんは。
    外為どっとコムのHKD/JPYの売りスワップが-1になりました。
    買いは+1です。
    しばらく様子を見る予定ですが、底値で拾っているので
    為替差益がでるまで待っても問題ないかと思っています。

    でも、旨みのある運用方法ってなかなか長続きしないですね・・

    ご報告まで。

  4. 暗いそら | URL | -

    Re: Re: 両建てトラリピについて

    hajime さん、こんばんは。

    連絡ありがとうございます。
    残念ですね。
    それになんだか申し訳ない感じです。
    くるくるワイドと併用されているようなので、スプレッドコストはすぐに回収できるとは思いますが。

    豪ドルのスワップを 買い>売り などという変な事をした皺寄せでしょうか??

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